羅漢寺について

羅漢寺について
羅漢寺とは
羅漢寺
羅漢寺
羅漢寺
羅漢寺
羅漢寺は、心を開き、整え、本来の自分に気づけるところです。
この環境にご自身を委ね参拝するだけで、自ずと自分の余分なものを削ぎ落とします。
そして山内に所在されている仏様は、具体的な仏の働きをお示しくださいます。
それは順番にお会いする仏様の御前で、静かに目を閉じ合掌すると、次第に穏やかになり本来の自分に気づくという働きです。

仏様のお姿は、あなた自身の心の表れです。
古来より先人は、生きるために必要である教えをこの地に残してくださいました。

どうぞ、文明の利器にとらわれず、有意義な時間をお過ごしください。
羅漢寺の歴史
羅漢寺
羅漢寺
羅漢寺
羅漢寺
大化元年(六四五)にインドより渡来した法道仙人が、羅漢山の地形に釈迦牟尼仏の聖跡・耆闍崛山を彷彿とさせると感じてしばらく洞中に留まり、立つ際に念持仏として奉持した観音菩薩像を残したのがはじめと伝えられています。その後、暦応元年(一三三八)に臨済宗の円龕昭覚禅師が当地を訪れ、羅漢の棲処である天台山の情景に重ねて「耆闍崛羅漢精舎」と名付けて開山となりました。
延文四年(一三五九)に昭覚禅師の元に出雲国雲樹寺の兄弟弟子である逆流建順禅師が訪れ、二人で釈迦三尊・五百羅漢をはじめとする七百余軀の石像を僅か一年で彫ったとされています。慶長五年(一六〇〇)に細川忠興により曹洞宗として再興されて以降、現在まで法灯を守り続けています。
昭和一八年に本堂・庫裡・宝物館・経堂・指月庵などが麓の民家から出火した火災により全焼し、本堂は昭和四四年に再興されました。
羅漢とは
羅漢寺
羅漢寺
羅漢寺
羅漢寺
羅漢とは阿羅漢(修行を成し遂げ煩悩をそぎ落とした本来の僧の称号でもある)の略で「初期仏教などで一切の煩悩を断ち生死を離れた仏教修行の最高段階。また、そこに達した人」とされています。
五百羅漢とはお釈迦様が入滅された直後の第一結集に集った五百人の羅漢に由来します。
羅漢尊者は応供と言われ、供養に応じる方々という意味で、努力をした者が願いを込めて羅漢尊者に救いを求めると必ず応じてくださると言われております。
無漏崛に入る前は、脱帽、合掌、礼拝をして心を落ち着けましょう。
その他

杓子奉納祈願

杓子奉納祈願
道元禅師は生きることを「杓子(しゃくし・しゃもじ)を使うこと」に例え、「あらゆる煩悩によって杓子の柄がもげてしまい、正しい使い方(生き方)ができなくなっている」と言われております。
杓子奉納祈願は、大切なものに気づき、新たな杓子を自分らしく使う決意でもあるといえます。
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